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Author:又市
背骨が見あたらない黄色い猿が
徒然なるままに過ぎ去った日々を
回想していくものですので
散逸していますこと ご容赦下さい


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DATE: CATEGORY:童話
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これは ある少女と悪戯好きな妖精のお話

少女はひとりぼっちでした

悪戯好きの妖精もひとりぼっちでした

悪戯好きの妖精は 悪戯のせいでひとりぼっちでした

それでも 妖精は悪戯を止めません


悪戯好きの妖精は ある日

妖精の森の外へ 出かけました

そこで 少女に出会いました

いつものように妖精は少女に悪戯をします


その少女は喜びました

今まで誰からも相手にされることのなかった少女にとって

妖精は

初めて対等に接してくれた相手だからです

たとえ それが悪戯だったとしても・・・

悪戯好きの妖精は

何度悪戯をしても きちんと反応してくれる少女が

とても気に入りました

妖精にとっても どんな自分でもしっかりと受け止めてくれたのは

その少女が初めてだったのです


少女と妖精の 不思議な関係は長く続きました・・・


ある時 妖精は

決してしてはいけない悪戯をしてしまいました

何でも許されると思ってしまっていたのです

悪戯の範疇を越えた いけない行為だったのです

少女は 涙を流し その心は傷つきました・・・

妖精もまた 自分の行いに気づき 傷つきました・・・


二人の関係は途切れてしまいました・・・

長い長い冬の始まりです


妖精は 大切な言葉を少女に言えずに 時間だけが過ぎていきました

少女は 大切な気持ちを言葉にできずに 時間だけが過ぎていきました


ある日 妖精は決意して 森を出ました

ある日 少女は決心して 森に向かいました


二人は 再び出会ったのです・・・


「ごめんなさい・・・」

「大丈夫。良いの・・・」


長い長い冬が 終わりを告げました

少女と悪戯好きの妖精の時間は 再び流れ始めました

少女は もうひとりぼっちではありません

妖精も もうひとりぼっちではありません

悪戯は好きなまま

でも 大切なものを二人は持っていますから

これからも 不思議な関係はそのままで 

いつまでも 幸せに過ごせるのです・・・
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